香りの学校 エコール・ド・パルファン>調香師の世界

調香師になるための教育機関が少ない日本

調香師は芸術家といわれるように、
よく音楽家や画家にたとえられます。
香料を音符にしてメロディーを綴り、
香料を絵の具にして1枚の絵を書くのです。
ヨーロッパでは王室の時代から、
女王や貴族にはそれぞれの専用の調香師が
仕えてきました。
そして肌につける香水から、
現代のアロマテラピーに通じるやすらぎの
香り、さらにお部屋の香りやお料理の
香りづけに至るまで、実に幅広く活躍した
といわれます。
長い長い歴史の中にあって、それはもう
高度な水準を保ちながら、香りの世界を
どこまでも追求してきた調香師たちが
いるのです。
残念ながら日本には、まだ調香師になるための
教育機関が少ないのが現状です。
だからこそ調香師を育てる学校が、
いま大きな期待を集めています。